気候の穏やかな春や秋はもちろん、夏や冬と答える方も当然いるでしょう。
夏の弾けるような開放感も冬の静けさや情緒も確かにいいものです。
でも、そんな方たちも、決してうだるような暑さや身を切るような寒さが好きということではないのではないでしょうか。
なんといっても極度な暑さや寒さは人体に大きなストレス!
外出時は避けられないにせよ、せめて家ではストレスなく快適に過ごしたいですよね。
家は日々の疲れをリセットし、心から寛ぐ場所であってほしい。
そう願うからこそ、マスノホームズでは「冬暖かく夏涼しく」さらに「明るい」快適な家づくりを推奨しているんです。
さて、前置きが長くなりましたが、このメルマガではわたしたちが取り組む快適な家づくりについて、5回にわけてお届けしたいと思っています。
姿勢を正す必要はありません。どうぞお気軽にご覧ください。
というわけでまずは改めて家の暑さや寒さの話です。
暑さと寒さ、どちらもあまり歓迎できるものではありませんが、中でも「寒さ」は住まいの不満の中でも上位に入る問題です。
隙間の多い家が寒いのは当然のこと。でも閉めきった空間であっても寒い家は寒い。一体どこから寒さが入り込んでくるのでしょうか?
その疑問をサーモグラフィーで見える化したところ、いくつかのことがわかってきました。
ご存知のように「暖気は上に、冷気は下に流れる」は自然の摂理。
つまり、「床が冷たくなる」のは必然なんです。
事実、外気の漏れ入る窓ガラスやサッシの付近以外でサーモグラフィーが低い温度を示したのは、大半が床周辺でした。
さらに、トイレや脱衣所など、空調の行き届きにくい空間も概ね寒さが目立ち、家の中で温度差が生まれる原因になっています。そのため、暖かい部屋からそこに移動すると寒さを感じるんですね。
では、寒いと何がダメなのか。
当然不快感はありますし、暖房費も気になるところ。でも、それだけでなく、家と人体への健康リスクが大きいことが何よりダメだと思っています。
家への健康リスクとは? 文字通り家の寿命を縮めるもの。そう、「結露」の問題です。
家自体が冷え込み、暖房をガンガン高めた結果、内外の温度差が原因で窓には結露が発生しやすくなるだけでなく、カビやダニが繁殖しやすくなり、壁や床のしみ・腐食の原因になってしまいます。
でも家の中を暖めると、外との気温差が生まれるのは仕方がないのでは?
そうですよね。もちろん室内は快適な温度に保ってください。その上で必要なのは「温度差がない=室内外の温度差に影響を受けない」家づくりなんです。
例えるならば、ステンレスタンブラーやダブルウォールグラス。
あったかい、冷たい飲み物の温度はそのまま、結露もしなければ火傷の心配なく熱湯を注ぐこともできてしまう、手にもやさしい文明の利器。それが家であったなら、当然結露による家の損傷は防げます。
ステンレスタンブラーの中のように、暖かく、外気に影響されない家ならば、当然暮らしも快適になりますよね。家のためにも、住む人のためにもなる、そんな空間はよく耳にする「断熱」と「気密」で作られます。
次回はこちら
その2:健康に暮らすための家づくりとは